早いもので産後4ヶ月になる。忘れる忘れるというが、本当にあのすさまじいまでの痛みをきれいさっぱり忘れてしまう。忘れてしまっているので「すさまじいまでの痛み」だったかどうかも覚えてませんが…。時間ってたいしたもんだ。
※でも少なくとも、「もうこんな思いは2度とゴメンだ!」と強く思った事は覚えているので、すさまじいまでの痛みだったんだろうな。
さて、最近になって、抜け毛が尋常ではなくなってきた。毎日シャンプー時に手にまとわりついている髪の毛の量をみて、ゾーッとしている。いつまで続くのか?このまま抜け続けたら、確実にハゲる。美容師さんは「1年もすれば元に戻る」とのこと。1年か…。小さい子のおかあさんってみんな帽子被ってるイメージがあるけど、あれってみんな髪の毛抜けてひどい事になってるのを隠しているらしい。私も例に漏れず、どこに行くにも帽子被って出かけています。
あと、体重。喜ばしいのかどうなのか、妊娠前よりマイナス5kgになってしまった。久しぶりに会う人には「痩せた」と言われ、育児ノイローゼになってんじゃあないかみたいな目で見られたりすることもあるが(勝手な憶測だけど)、ご心配なく。
しかしめちゃめちゃ食べてるのに全然体重は増えないし、がんばって栄養摂ってるつもりでも口内炎が絶えない(これはホントに辛い)。母乳でぜんぶ息子に行っちゃってるらしい。息子はガンガン育ってて、依然として発育曲線の一番上を這っている。ちゅーちゅーと養分を吸い取られているのか…。身体も大きくなってきたし、余計に摂られてしまうのね。やばい、もっと食わんと!と思いコッテリしたものを食べると「こんなまずい乳飲めんわい」とハンストされるし、難しいものだ。
食の好みとしては、臨月時に「果物サイコー!」と言っていたのはやや治まりつつある。梨とかリンゴとかもちろん美味しいんだけど、毎日食べたい!とまでは思わなくなった。スイカももちろん、今は全く欲しない(当然季節的なものも多々あるであろうが)
そのかわりと言ってはなんだが、今は「和菓子マイラブ」である。今まで振り向きもしなかったスーパーの「和菓子コーナー」がたいへん気になる。おつとめ品なんか見つけてしまった時には無条件にカゴに入れているし、そういえば、今まで本気で全く興味のなかった「あんぱん」。今なら何十個でも食える自信がある。控えめな甘さの餡と、それをやさしく包み込むほのかな塩加減と香ばしい焼き加減のパンの絶妙なハーモニー。考えた人えら過ぎ。うーん、どうやら和菓子というより餡が好きになってるのかも…。
女はこうしてバァさんになっていくのかなぁ、などと思う今日この頃である。
育児中: 2007年10月アーカイブ
息子が一生、喰うに困らないように願う儀式「お食い初め」を開催。
古いしきたりに縛られず、我流に息子の100日祝いセレモニーをエンジョイしてみた。
メニューは
■焼き鯛の尾頭付き
■お吸い物
■赤飯
■筑前煮
■香の物(ゆずと大根の漬け物)
■昆布の佃煮
■梅干し
■小石(歯固めの小石)
ネットで調べたところ、メニューは地域によって違うとか様々な情報があり訳がわからなくなったので、とにかく適当に思いつくがままにこんな感じにしてみた。鯛の尾頭付きは近所の魚屋さんで焼いてもらい、赤飯はお義母さんに炊いてもらったし、お吸い物の出汁もとってもらっていたので、結果的に私が作ったのは筑前煮だけ…。と、つまみを数品。後はほとんど買いそろえたという感じ。
これらのごちそうの数々を、息子に食べさせる「マネ」をするのが、この「お食い初め」の儀式。誰がこんなこと考えたのだろうか。平安時代から行われていたというが。私は出産するまでこんな儀式がある事すら知らなかったが、みんなやるものなの?私自身はこういった儀式は一つとしてやってもらわなかったクチなので、全くわからないのだが…。
当の本人は、箸でチュッチュと突かれるのを困惑顔でされるがままになっていたが、一通り終わったら眠くなったようでサッサと寝てしまった。後は単純に大人の宴会。結局コレが目的な訳じゃないのか、平安時代から…。
とにもかくにも、何やら正月が早くやってきたような感じがして楽しかった。
本日、息子の生誕100日記念日。
ちなみに、私は生誕約12760日ぐらい(概算)。
127.6倍生きている。
100日祝いは「お食い初め」と言って、子供が生涯食うに困らないようにと、ごちそうを並べて食べさせるマネをするという奇妙な儀式があるが、それは今週末に夫の実家にて開催するので今日は家でチキンを焼く事にした。お祝い事と言えば、チキンだろう。
近所の鶏肉屋にて、いいのを仕入れてきた。(戸塚真弓「パリからのおいしい話」の中の「日曜日のごちそう」の影響)塩こしょうだけで焼くだけで、十分美味いとの事。
まだ母乳しか飲めない息子のお祝いに、大人だけウマいもん食おうという魂胆である。
(と言っても、これが母乳となって間接的に息子に行き渡るわけだから、問題なし!)
フライパンで焼く時に一緒にじゃがいもを入れて焼いた。鳥の肉汁がじゃがいもに染み渡ってとても美味しかった。美味しい肉は、素人がフライパンで焼いただけで十分美味しい。普段使いには値が張るが、ちょっとしたお祝いごとの時などは、これがヤミツキになりそう。
パリからのおいしい話 (中公文庫)
戸塚 真弓
息子が風邪ひいた。前回の日記で
息子に風邪を引かせまいと必死になり過ぎ、自分の事を後回しにした結果自分が風邪をひく…なんてな事にならないように(これ非常に多いみたい)、二人分の体調管理をがんばります。
等とのたまっていたが、そんなこと言ってる間に、既に風邪のウィルスは息子の身体を蝕んでいたようだ。
3日前ぐらいに「コホンコホン」という咳をしていた。今まで、1日に1回くらいは乾いた咳をするかなーって感じだったが、その時は日中何度もしていたので怪しいなと思っていた。
医者に連れて行こうか迷ったが、熱はないのと次の日別件の検査を市立病院で予約していたので、ついでに見てもらえばいいやという事で様子見。
市立病院の先生は「熱がなくてお乳も飲めてて夜もよく眠れているようなら様子見てればいいですよ」との事だったのでとりあえず安心したが、帰ってからもゴロゴロとだんだん痰が絡んだような湿った咳になってきてしんどそうだったので、3連休前だしもし悪化したら困ると思い、一晩様子を見て、今日の朝、近所の小児科へつれていった。
その先生は聴診器をあてた瞬間に「あー、こら咳もでるわ。」と一言。
「鼻風邪もひいとる。熱が出てないだけマシやったな。赤ちゃんは寝てるときに風邪ひくんです。布団蹴っ飛ばすでしょ。」
との事。布団蹴っ飛ばします蹴っ飛ばします。何回掛け直してもニッコニコしながら蹴っ飛ばします(遊びだと思っているのだろう)。最近では気がつくと布団に対して直角に寝ています。
とりあえず風邪とわかっただけでも一安心(もっとヘンな病気だったらやだし)。いつも病院連れて行くか行くまいかで悩むけど、不安な時は自分を安心させる意味でも連れてった方がいいと思った(でもやたらめったら連れてくのはいけない。逆に病院で病気を貰ってくる可能性もあるので)。
という事で、今は咳止めシロップを処方してもらい、飲ませている。甘いので全く問題なく美味そうに飲んでくれる。しかもよく寝る。先ほど寝かしつけたが、いつもは布団に入って30分くらい遊んだあとようやく寝るという感じなのが、今日はものの3分で寝て、今もぐっすりである。
Select Shop