fun tsuma

初めての…

2月
26

友だちから、Bjorkのライブに急に行けなくなったので替わりに行ってくれないか?と誘われた。
前から行きたいなーと思っていたのだが、今日は夫が名古屋出張で留守だから息子を見てもらえないので無理。と残念ながらお断りした。
が、数時間後にまた再度電話があり、「一緒に行くKちゃんのところにも生後5ヶ月の赤ちゃんがいて、そこの旦那さんが、一人も二人も変わらないだろうって事で、預かってくれるらしいから何とか行ってくれないか」と懇願される。
Kちゃんの家は大阪城ホールから車で10分ほどとの事で、ライブと行き帰り合わせても3時間ぐらい。だったら何とかなるかなーと思い、承諾!
しかし息子にとって、初めての「親以外の人(というか私も数回しか面識がない)に預けられる」経験である。果たしてどないなるのだろうか?
後ろ髪を引かれつつ、結構旦那さんとおもちゃで遊んだりニコニコ機嫌の良さそうな時を見計らって、シレーっと女二人はビョークライブへ。
開演ギリギリに到着し、席についた時には始まっていた。
ついさっきまで授乳してた現実とは180度真逆のテクノロジーの音の洪水。最近のビョークはほとんどと言っていいほど聴いてなかったんで、果たして盛り上がれるだろうか?と一抹の不安もあったが、おそらく一度もビョークを聴いた事がない人(ビョークを知らない人でもいいや)が観たとしても、アレは凄いと思うだろう。ほんま完璧なライブで、二人して曲が終わる度に「すっげー!すっげー!」とボキャブラリーのなさを反省しつつもそればっかり言っていた。丸いモニターに四角いパーツを置くとどんどん波形が変わって行く様をビジュアルでも見れて音も変わるすごい機械(ReacTableというらしい)や、モニタを手で触るとスライダが動くミキサーとか、Tenori-onとか、何やらすごい最新テクノロジーを観たり聴いたりする事ができ、さらにそこにビョークのすさまじい声量のヴォイスが絶妙にのっかって…説明すればするほど陳腐だが、こんな凄い事をサラっとやってのけてるのが凄い。「完璧」と言うのはまさにこういうものを言うのであろうと思った。
いやー、最後のHyperBalladは凄かった。ブッキブキ。あれはもはやレイヴだった。
と、感動している間にも息子の事は常に頭の中をかすめておった訳で(言い訳じゃないよホント)、終演後に直ちにKちゃんが携帯の電源を入れると、旦那様から何通もメールが届いていた。
内容は…
「あかん、無理!」
「ヤバい!マジ無理!」
「無理無理(×50回)……」
冷や汗タラリな母親二人。
何と、うちの子、私たちが出かけてから1時間45分、泣き続けてたとの事。
つられてそこの赤ちゃんも泣き出すわで、2人同時に泣かれて修羅場だったらしい…
1人も2人も一緒…ではなかった、2人いれば泣き声は2乗になるのだった。
本当に申し訳ない&ありがとう!旦那様。あなたは凄い!
帰ったら疲れ果てて寝ていた我が息子、初めてのお留守番、お疲れさま&ごめんなさい!
想像はしていたが、その日は帰ってからも全然目を合わせてくれず…
拗ねまくって不貞寝してしまった。まぁ可愛いもんですがね。
もちろん朝起きたら、全く元の息子に戻っておりましたが、そういう経験を経た後は、母も愛しさひとしおで、更に育児に精進しよう!という気になるものなのです。許せ、我が子よ。

ヴォルタ
ヴォルタ

posted with amazlet on 08.02.26
ビョーク
ユニバーサル インターナショナル (2007/05/02)
売り上げランキング: 823

Henri Salvador est mort

2月
17

市川崑監督が92歳で亡くなられた。
それと同じ日にフランスではアンリ・サルヴァドールが逝去。
こちらも90歳の大往生。音楽活動暦70年!
実に私の人生の2倍。
2人の巨匠に、謹んで衰悼の意を表します。

Amazon.co.jp:サルヴァドールからの手紙

いちごのパルフェ

2月
13

paffe.jpg

夫の仕事の納品について行き、待ち時間に入ったロイヤルホスト。
ファミレスって…ファミレスってこんなに子連れに優しい場所なのね。
クセにならないように気をつけよう…。
その時は時間がなくて食べられなかったゲランドの塩キャラメルアイスのパルフェを、近所のロイホにてリベンジ。
ホント、パフェなんて食べたの何年ぶりだろうか。
最近「塩キャラメル」なるものが流行っているらしいが、どこがどう塩なのか?
イマイチわからず。

しかし美味かった。
母乳にはヨクナイと知りつつ、母乳が出てる間に食いたいだけ食っておきたい(食べても食べても太らないので)と思いはじめて、最近は(前からだが)本気でヤバいくらい食べまくっている。
そろそろ本気でセーブしていかないとヤバいだろうと思い、ひょっとして体重増えてきてるんじゃないか…と体重計に乗ってみるも、全く増えていなかった。むしろ減っていた。恐るべし、母乳の力!

今のうちに、ランチバイキングとか行き倒しておきたいものだ。

お詫び

2月
13

サーバーを乗り換えた為、いくつかのコメントが消えてしまったようです。

大変申し訳ないのですが、書いてくれた人はもう一度書いて頂けるとありがたい!

もちろん新たなコメントも大募集中!

今後ともよろしくお願いいたします。

※想いっきりデフォルトデザインですが、ぼちぼちカスタマイズしていく予定であります。
暖かく見守ってやってください。

7ヶ月目

2月
04

息子もあれよあれよと言ってる間に、生後7ヶ月になった。

一人でおすわり出来るもんっ!(買い与えたり頂いたりした玩具には目もくれず、ぐっちゃぐちゃの広告紙が大好き!の図)
という感じ。
お座りは「支えてあげれば座る事ができる」から、ある日突然に「支えなくても座っていられる」に成長していた。なんか、「昨日までできなかったのに!」という事の多い事多い事。
これからもっとどんどんそういうのが増えてくるんだろうな。
しかし、たまに「ゴン!」という鈍い音がして、見るとひっくり返っていることもしばしばである。
そういう事があっても、昔なら「だ、大丈夫か!?頭打ったけど…吐いたりしないだろうか!?」と心配で仕方なかったのに、今となっては「君は石頭だから大丈夫だ。はっはっは!」と笑い飛ばして誤摩化したりしている。息子もつられて笑い、「笑えるなら大丈夫だろう」となる。
新聞紙や広告も、前だったら「こんなものは雑菌の巣窟だから触らせちゃいかん!」等と思っていたのに、いつだったか急に、「っつってもそんな事言ってたら彼の好奇心の芽を親が摘んでしまう事になるし、世の中毒だらけなんだから、いくら除菌だ滅菌だ言ってたって無意味!」と思い至り、広告を与えてみたところ息子大喜び。無心に広告相手に一人遊びを繰り広げている。
たとえちょっと食べてたとしても、今となっては「まいっか。どーせそのまま出てくるだろーし」となる。
息子が7ヶ月なら親も7ヶ月。それなりに育児にも慣れてきたようだ。
ところで、次なる成長過程、ハイハイであるが、目下大練習中なのだけど、何度やっても後ろにしか進まないらしい。日増しに後ろハイハイのスピードが増して行っているのが怖い…
前進出来る様になるのはいつの日か。

靴に恋して

2月
03

久しぶりに冬の夜長に一人でビデオ鑑賞(夫と息子がそそくさと寝てしまったので)。
CATVでそれなりに気になる映画をいろいろHDDに録画しているんだけど、さすがになかなか見る時間がなくほったらかしになっているのが溜まってきた。
その中でも、「イマイチそうなヤツ」を選んで、ほんとにつまんなかったら途中で止めてポイしていってHDDの容量を整理していかなくちゃと思って観だしたのが、この「靴に恋して」だった。
ところがギッチョン(って私はよく使うんだが、これ誰が言ってたんだろうか)、予想に反してかなり良くて魅入ってしまい、見終わった後には素晴らしい余韻を残す、つまり全く期待してなかったのがめちゃめちゃ良かった、という嬉しい誤算な映画だった。
なんかタイトルや広告からしてモードっぽいオッシャレーな女の靴マニアの話かいなと思い込んでたんだけど、はっきり言って全然違った。
確かに「靴」はキーワードのひとつではあるが、本当はもっと深ーい内容で、女性の不安や悩み、不器用さや苦労、不幸なんかが入り交じった人間模様を、スペインはマドリッドの美しい町並みを舞台に鮮やかな色彩で描き出している。(最後のシーンはポルトガルのリスボンで、こっちも「行ってみたい!」と思わせるような、美しい映像)
登場人物の5人の女性は、生まれも育ちも年齢もバラバラで、ストーリー最初には誰も全く接点がないかのように思わせておきながら、後々になって「あ、この人はこうだったんだ」とか、偶然に出会ったりしながら、絡み合って行く感じの展開。私はこの手のやつは大好き。
特に私が印象に残ったのは「スリッパを履く女」のタクシーの運転手。やはり息子を産んでから特に「母と息子」の関係がすごくリアルに感じられるせいか、涙腺もゆるゆるだ。この二人は本当の親子じゃないが、お風呂で息子が「(本当の)ママに会いたい」というシーンなど、じんじんくるものがあるし、ヤク中の義理の娘(姉)が暴れても、動じずに、怖がる息子に気丈に「大丈夫よ」という姿は、ほんと素晴らしくて、私もこのように強くならなければと思わせられた。
このように細かい描写をあげればキリがない。他にもあまたいいシーンがあって私にとってはかなり見応えがあった。まあこういう映画は好き嫌い別れると思うし、退屈だと感じる人はとことん退屈かもしれないが、私はかなり好きだった。
ペドロ・アルモドバルの「オール・アバウト・マイ・マザー」に出てたオカマ役のアントニア・サン・フアンと(本当は女性だって知らんかった)、「ボルベール」に出てた妹?のロラ・ドゥエニャス(パリで観たからフランス語字幕だったんで内容イマイチわかってない)が出ていた。スペインではどんな位置の女優さんなんだろう?みんなすごい存在感で、素晴らしい演技だった。監督のラモン・サラサールもこの作品が長編第一作目という事らしく、今後も期待大である。
靴に恋して
靴に恋して